大学院経営管理研究科 研究者養成コース・博士後期課程 ポリシー

大学院経営管理研究科修士課程研究者養成コース・博士後期課程ディプロマポリシー(学位授与の方針)

一橋大学の前身である東京高等商業学校・東京商科大学は、産業界で活躍する人材のみならず、商学・経営学分野の優れた研究者・教育者を養成する機関でもありました。その伝統は1953年に発足した大学院商学研究科によって、現在に至るまで受け継がれています。

大学院経営管理研究科研究者養成コースの目的は、経営、マーケティング、会計、金融ならびに関連諸分野を専門とする大学教員や、公的研究機関・民間シンクタンク等で研究員となる、高い研究能力と倫理観をもつ人材を養成することにあります。本コースの課程を修了した人は、学界においてそれぞれの専門領域の「知の発展」をグローバルに主導するとともに、研究から得られる知見に基づいて産業界や金融界が直面する実践的な課題の解決にも有効な示唆を与えることのできる研究者として、社会に貢献することが期待されます。

大学院経営管理研究科修士課程研究者養成コース・博士後期課程カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

一橋大学大学院経営管理研究科研究者養成コースのカリキュラムの目的は、広い視野に立って深い学識を養い、高い倫理性を育み、専攻分野における研究・教育の能力を培うことにあり、最終目標は博士号取得に置かれています。その目的の達成に向けて研究者養成コースではコースワークおよびゼミナールを通じて、商学・経営学分野における古典から最先端の研究成果まで幅広い内容を学ぶことができます。

コースワークでは、基本的なレベルとして400番台科目が、応用的な領域として500番台科目が、さらに博士後期課程のみを対象とする600番台科目が設定されています。これらの科目は、商学・経営学の学問領域を網羅するとともに、基礎的な知識をベースとして、研究能力を着実に高めることができるように、体系的に構成されています。特に修士課程では、研究方法論やミクロ経済学等の基礎的な科目を選択必修として、研究を進める上での基盤となる知識を確実に修得していきます。また少人数のゼミナールでは、専門分野に精通した教員からきめ細かな研究指導を受けることができます。

こうした指導を通じて、過去の知見や分析のためのツールを体得し、適切な問題を設定して自らの力で答えを発見し、その新たな知見を説得的に他者に伝え社会に発信して次世代に伝えることのできる、十分な力量を備えた研究者を育てることを狙っています。

以上のような体系的なプログラムを通じた学習の達成度を確認するために、本研究科では、国際認証に対応したAoL(Assurance of Learning)に関する調査を、継続的に実施しています。その結果は、各科目の内容およびカリキュラム全体の改善に活用されています。

また、本研究科では、独自のファカルティ・デベロップメント(FD)を定期的に開催しています。FDでは、教員の経験を共有するとともに、講義の実施・評価方法に関して、教員の統一的な理解を深めています。

大学院経営管理研究科修士課程研究者養成コース・博士後期課程アドミッションポリシー(入学者に関する受入れ方針)

一橋大学大学院経営管理研究科研究者養成コースは、将来、商学・経営学分野で研究・教育に携わることを希望する学生のためのコースです。①商学・経営学分野に深い関心を抱き、②自分で問いを立ててそれを解き明かす意欲を備え、③自分が取り組む領域の研究を始めるに足るリテラシー(専門分野に係る深い学識および高い語学力)と思考力を身につけており、④社会科学の健全な発展に貢献するための高い倫理性を有する学生を求めています。

そのような学生を選抜するために、入学試験では、論述試験に加えて、研究計画書をはじめとする提出資料や、思考力や研究計画等を確認する口述試験を通じて、受験者の能力と意欲を多面的に評価しています。また、海外からの留学生に対しては、外国人特別選考を実施して、専門的な研究を遂行するための能力と意欲とともに、高度な研究に対応できる日本語能力を評価しています。