「第9回 碩学舎賞」 最優秀賞受賞!六嶋俊太さん(経営管理専攻博士後期課程3年)

2023/12/25

12月3日に、「第9回 碩学舎賞」の受賞論文の発表がありました。これは碩学舎が、国内大学の博士課程に在籍する学生を対象とした研究助成で、若手研究者の経営学分野の研究活動を応援しています。研究プロポーサルを提出した計11名の応募者の中から、審査プレゼンテーションと審査委員会を経て、最優秀賞1名と優秀賞2名が決定しました。今回は栄えある最優秀賞に六嶋俊太さんの「オンライン空間における異質な消費者の相互作用とブランドの意味のダイナミクス」という研究テーマが選ばれました。


受賞者のコメント

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私は、企業が市場に投入したブランドが、オンライン空間(インターネットやSNS)における消費者同士の交流等を通じて、どのように変化していくのかを研究しています。ブランドは商品のコモディティ化を避けるために企業が創造・管理するものですが、その価値や意味は企業が完全に管理することはできないと言われています。私の研究は、ブランドの価値や意味に、製品の使い方や使用目的が異なる消費者たちの存在・交流が、どのように影響するのかを検討するものです。

今回、最優秀賞に選出していただいた「碩学舎賞」に、私は2年前にも挑戦しています。当時はゼミの先輩である宇野舞さんが最優秀賞に選出され、一方で私は箸にも棒にもかからない状態でした。賞をいただいたこと自体はもちろん嬉しいのですが、それ以上に、指導教員である松井剛教授や福川恭子教授の指導に応えることができたこと、それから研究者としての自身の成長を実感できたことに喜びを感じています。

碩学舎賞は研究プロポーザル賞であり、言い換えれば「今後に期待」、の賞です。これに応えられるよう、今後は調査を進め、博士論文の完成と学術雑誌への論文投稿を目標に、研鑽を積んで参ります。