2026/08/17
科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は、人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究費」です。ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行います。研究者によるピア・レビューという検証プロセスの利点は、研究計画の妥当性を専門家の視点からより正確に判断できるほか、応募者にとって、同じ分野の研究者に自分の研究がどう評価されるかを知る機会にもなっています。このことは、とりわけ若手の研究者にとって一つのインセンティブになっているといえます。本学の研究環境は研究大学としての文化や風土が根付いており、新規課題採択率は、例年全国1位を獲得しています。(令和8年度は日本学術振興会(JSPS)により集計・確定中)
今回は、YOU KYOUNGMIN(柳 京旼)特任講師(ジュニアフェロー)の科研費研究「技術標準基盤産業に参加する企業の競争優位獲得経路に関する実証的分析」についてご紹介いたします。
研究テーマ:「技術標準基盤産業に参加する企業の競争優位獲得経路に関する実証的分析」
研究期間(年度):2026 - 2029 研究種目:若手研究 審査区分:小区分07080:経営学関連
研究計画:
無線通信のような技術標準に基づく産業では、企業が標準の策定に参加し自社の技術や知識を共有することが、競争上の有利な地位を築く手段となりえます。しかし、こうした活動が企業の技術開発や技術的な影響力にどのような効果をもたらすかは、十分に明らかになっていません。本研究では、国際標準化団体の会議における企業の活動記録と特許データを自然言語処理技術を用いて組み合わせ、標準化活動が企業の技術蓄積と拡散に与える影響を分析します。これにより、多様な主体が参加する場における企業活動が企業の競争力に与える影響を明らかにします。